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○灼眼のシャナ 

作者/高橋弥七郎  イラスト/いとうのいぢ

電撃文庫

 





『灼眼のシャナ』シリーズ・レビュー (


『灼眼のシャナ (1)』 () →bk1/→Amazon
『灼眼のシャナ (2)』 () →bk1/→Amazon
『灼眼のシャナ (3)』 () →bk1/→Amazon
『灼眼のシャナ (4)』 () →bk1/→Amazon
『灼眼のシャナ (5)』 () →bk1/→Amazon
『灼眼のシャナ (6)』 () →bk1/→Amazon
『灼眼のシャナ (7)』 () →bk1/→Amazon






『灼眼のシャナ』シリーズ・レビュー  作者/高橋弥七郎  (中上)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ

 

「僕が、とっくに死んでいるだって!?」
「そ。おまえはただのモノよ」
(1-口絵P.2)

存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

作者は『A/Bエクストリーム CASE-314[エンペラー]』 で第8回電撃ゲーム小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞した高橋876。
ちなみに『はてなダイアリー』で『灼眼のシャナ』を検索すると(抜粋)
【「奇才」(「奇妙な学園物を書く才能」の略)の名をつけられ、そしてヒット作となった、ある意味因縁的作品。……】

一言で言うと「燃え萌え」小説。
……違う気が……。

平凡な高校生・坂井悠二は、突然襲ってきた怪物に喰われてしまう。
そして異界の討滅者・「フレイムヘイズ」と名乗る、炎髪灼眼の少女と出会った。
この日から、彼は今まで普通に生きてきた「日常」から大きく外れてしまうこととなった。

ボーイミーツガールでアクションで学園。
そして『紅世』(ぐぜ)という異界が存在する世界。

「シャナ」は二つのパートから成り立っています。
一つは普通の学園モノ。もう一つはファンタジーなアクションです。

主人公の悠二は「すでに存在が無い」とはいえ、曲がりなりにも高校生。
何も無いときは、学校でシャナ(「フレイムヘイズ」の少女)をはじめ愉快な友人や可愛い女の子たちに囲まれた、普通(?)の高校生活を過ごします。

「シャナ」で優れている点は、人間関係の描写です。(”人”外な者もいますが)
遊び友達との友情、恋焦がれる人への愛情、尊敬する者への信頼、誇り高き姐御への忠誠(?)、そういった登場人物たちの感情の交差がとても上手く描かれています。
それらには三角関係があり、嫉妬心や不甲斐なさなどのマイナスの感情面があり、逆に信頼や優しさからくるプラスの感情面もあり……。

その日々の生活はとても人間味あふれるもので、そこら辺の漫画や小説とは比にならない出来です。

そしてアクションですが、戦うのはちっちゃな女の子です。
武器属性は日本刀と炎、それと格闘少々。
ちっちゃな女の子が跳んで切って飛んで斬って爆発して頭突きします。

……相手によりけりですが、とても強いです。

敵役の存在理由もいろいろとあります。
愛する者のため、過去の憎しみ、自分の欲望、他人の欲望、愛した人との約束、果て無き探究心。
どのキャラも一癖二癖とあって、いい味出しています。
フリアグネ(全身白スーツ)とかシュドナイ(渋〜いグラサンのおっちゃん)とか教授(マッド科学者)とか……。
ちなみに個人的に好きなのはメリヒム。
かっこいいし。強いし。勝てないけど。

絵は「ハルヒ」なども描いているいとうのいぢ。
和やかな学園風景にも、炎を纏いながら戦う姿にもマッチしていると思います。

学園モノとして、なかなかいい作品です。
結構幅広い読者層を持てるものだと思います。





『灼眼のシャナ (1)』  作者/高橋弥七郎  (中上)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ(電撃文庫 0733)

 

新学期が始まったばかりの高校生・坂井悠二は、いつものように“日常”を生活していた。だが、彼はある日突然、“非日常”に襲われる。人の存在を灯に変え、その灯を吸い取る謎の男、フリアグネに襲われたのだ。悠二の“日常”生活は壊れた。しかし同時に、彼の前に一人の少女が現れた。少女はフリアグネから悠二を護るため、悠二のそばで生活を始める。悠二は感謝を込めて御礼を言うが、少女はこう呟く。「おまえは、もう『存在していない』のよ」自分はすでに死んでいる!?存在亡き者、悠二が考え、思うこととは…!?奇才・高橋弥七郎が贈る、奇妙な学園ストーリー。

「これが、現実だって?」
化け物を潜ませ、人が喰われ、しかし人はそれと知らない世界。
何も為すことなく、覚えていてももらうことさえ出来ず、消えてしまう自分。
「そりゃあ……ひどすぎるよ」
悠二の心底からの悲嘆に、少女はやはり、容赦なく答えた。
「そういうものよ」
(P.51)

「……こうやっている間にも、誰かが喰われたり、消えて忘れ去られたりしてるのかな」
いまさらの話題を、シャナは簡単に肯定した。
「そうよ。世界中で、昔からずっと」
理不尽な仕返しのつもりで言ってみる。
「これがおまえの知った『本当のこと』……恐い?」
(P.159)

存在なき男の子と、燃え萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

主人公はなんの変哲もない、ただの高校生・坂井悠二。
冒頭でいかにこいつが平凡であるかを説明しているほどの凡人。
そしていきなりキュー○ー人形とかに襲われます。

そして炎髪灼眼の少女と出会うこととなります。

彼女は『紅世(ぐぜ)』という異界からやってくる『紅世の徒(ぐぜのともがら)』たちを討滅するために、強大な力を持つ『紅世の王』である魔人・『天壌の劫火』アラストールに選ばれた討滅者・フレイムヘイズであり、『燐子(りんね)』に襲われたために存在を失くし、その存在の消滅によって生じる歪みを和らげるための代替物である『トーチ』で、その中でも特殊な『ミステス』である悠二を守るために彼と行動を共にすることになった。

……造語の山で、初めて読む人には優しくないつくりとなっています。
この造語が独特の雰囲気を作り出しているのですが。

とにかく、その炎髪灼眼の少女は悠二の学校に(堂々と)忍び込み、使命のために彼を守ることになります。
そして彼を襲う敵と戦ううちに……という流れ。

ちなみにタイトルの『シャナ』というのは、悠二が名を持たない少女に対してつけた名前です。
由来は彼女の持つ大刀『贄殿遮那(にえとののしゃな)』から。

途中悠二とシャナの天然漫才やクラスメートたちとの会話を交えた、軽い感じで話が進み、戦いの場面になると一転して真剣な戦闘モードに切り替わります。
悠二の住む街全体を消滅させてしまう力を持った『紅世の王』フリアグネ。
巧妙な作戦をもって野望を遂行すしようとするフリアグネと、それを防ぎ討滅しようとする二人による攻防がうまく作られています。

シャナの戦闘時の力強さ、それ以外の時の無垢な少女らしさのギャップもまたいいです。

舞台設定の説明が難解なのが欠点ですが、学園モノとしても、アクションモノとしても良い作品です。
誰にでもオススメできると思います。





『灼眼のシャナ (2)』  作者/高橋弥七郎  (中上)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ 2(電撃文庫 0782)

 

『すでに存在亡き者』だった悠二。彼は自分の存在の消失を知り絶望するが、その内に秘める宝具『零時迷子』の能力でどうにか普段通り生活していた。
悠二を護る灼眼の少女・シャナ。彼女は彼女なりに、そんな悠二に活をいれようとするが、どうにもうまくいかない。
二人の間には、いつしか心の歪みができていた。すれ違う二人。
そして、それに呼応するように一人のフレイムヘイズがやってくる……。
奇才・高橋弥七郎、渾身の新シリーズ第2弾!!

この世の人でもなく、"紅世の徒"でもない、異能を繰る討ち手たち。
その名は"フレイムヘイズ"。
僕の前に、外れた世界を引き連れて現れたフレイムヘイズは、"紅世"の魔人"天壌の劫火"アラストールと契約した『炎髪灼眼の討ち手』。
瞳と髪を紅蓮に煌かせ、黒衣をまとい、大立ちを振るう、少女。
名前は、シャナ。

存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

第二巻にして早々に破局する二人。
恋愛物語に破局は必須要素とはいえ、まだ結ばれてもいないのに早すぎませんか……?

そしてマー様登場。
……ええ、マー様ですよ。
マージョリー・ドーよりもマー様で通しますとも。
マルコとの漫才と着ぐるみが素敵なことで有名な金髪美女であります。
外見はともかく、キャラはこーゆー連中(マルコとセット)が面白いのですもの。

そして佐藤&田中コンビや吉田さんにもスポットが当てられます。
それぞれのキャラを生かした出番となっております。

渋いじーさんには触れません。
だって『紅世の徒』のくせに、いいこと言うばかりで敵じゃないし。
中盤読むあたりまでの評価はただのチキンじじいだったし。

悠二とシャナは心のすれ違いをどう解消するのか?
マー様という強敵に勝てるのか?
そんな二巻です。





『灼眼のシャナ (3)』  作者/高橋弥七郎  (中下)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ 3(電撃文庫 0814)

 

「――ゆかりちゃんは、ずるいよ」
吉田一美は、ついに対峙する。 最強の恋敵と。
「……なにが」
シャナは、初めて気づく。 この感情の正体に。
一方、彼女らを意図せず惑わす張本人・坂井悠二は、突然空を覆った不気味な影の存在に気づいた。
それはまさに、“紅世の徒”が放つ『揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)』の妖しい封絶の片鱗だった。
シャナ、吉田一美、坂井悠二、そして“紅世の徒”。 それぞれの想いを秘め、闘いの幕が開く。
奇才・高橋弥七郎、渾身の学園ストーリー第三巻!

乱れた襟元と裾を直しながら、青息吐息の美少女は殺戮の開始を告げる。
「つ……次の準備をしましょう、ね?」
「うん!」
無邪気な美少年の返事を受けて、不意に山吹色の木の葉が乱舞し、膨れ上がる。
店にいた十人ほどが、この世から脱落した。
(P.117)

存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

おかしいなぁ。
いつのまにか吉田さんがメインキャラ二人と同列に並んでるよ。

今作の特徴。
魔人が携帯電話。
アブナイ描写とイケナイ挿絵。

登場人物。
わがまま自己チュー燕尾服美少年とブラコンゴスロリ美少女。
そして渋い・グラサン・リーゼントのおぢさん。

この巻単体では人様に薦めにくいですな。

なんといってもこの変態兄妹。濃すぎ。
きっと彼らが人間であったとしても、絶対友達いないでしょう。
こんな奴等近くにいて欲しくない。

今作はW巻と一帯のストーリー。
ということで悠二とシャナの学校や家での生活に重点が置かれています。
家でのシャナとの鍛錬、授業でのドッジボール、そして対決……。
そんなこんなのあとに、いつものように『紅世の徒』との戦いへと向かうことになります。

佐藤&田中のこともあり、マー様レギュラー陣入り。
でも今回はブルーモードのためいいとこなし。

寸止めですので、読み終わったらさっさと4巻を読みましょう。
買ってなかったらすぐにでも書店へ行きましょう。





『灼眼のシャナ (4)』  作者/高橋弥七郎  (中中)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ 4(電撃文庫 0831)

 

「にえとののしゃな、だ!」
特殊な封絶『揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)』から現れたソラトとティリエル。
彼らは、シャナが持つ“贄殿紗那(にえとののしゃな)”を狙って来た“紅世の徒”だった。
シャナは、その敵を返り討たんと、妖しく輝く山吹色の空へと飛翔した。
それは、吉田一美との決着を付けるためでもあった。
彼女は叫ぶ。
「すぐに聞かせてやる! わたしの気持ちを!」
奇才・高橋弥七郎が描く、激動の第4巻!!

熱く強い気持ちが、胸を痛いほどに焦がす。ティリエルから受けた痛みなど押し流してしまうような、より強い紅蓮の力が、炎髪に灼眼に双翼に溢れる。
(これが、一緒にいるってことよ!!)
(P.135,136)

存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

いつのまにか吉田さんがシャナの最大の敵になっています。
とはいえ今回は前回のリバウンドで、とりあえず学園<アクションです。
おかげでより楽しめます。
個人的に、うじうじするシャナより戦うシャナのほうが好きなゆえ。

ヘカテさん初登場。
口絵だけでは微妙な線ですが、とりあえず女の子です。
美少年ではありません。

口絵といえば、シュドナイが本性出してます。
こだわりも美的センスもあったもんじゃなし。

それと表紙絵は三巻とセット。
二冊横に並べたら分かります。
いままで出た中で、四巻の表紙はかなり好みの絵です。
やっぱ紅シャナのほうがいい!

今回のマー様。
いまだに絶不調。
このピンチをどう乗り切る、マルコ?
そのころ佐藤と田中は……。

戦いに挑むシャナと悠二。
迎え撃つ変態兄妹と渋おやぢ。
そしてマー様は!?

戦いに明け暮れた4巻でした。





『灼眼のシャナ (5)』  作者/高橋弥七郎  (中中)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ 5(電撃文庫 0868)


 

「決めた。 私は絶対フレイムヘイズになる」
アラストール、ヴィルヘルミナ、謎の白骨。 彼らは外界と隔離された宮殿に、一人の少女とともに暮らしていた。
その未熟な少女はまだ名前を持っていなかったが、いずれフレイムヘイズ“炎髪灼眼の討ち手”となるべき者だった。
そして、その時はすぐそこまで来ていた。
“紅世の徒”の襲来が引き金となり、史上最悪のミステス“天目一個”まで呼び込んだ戦場を舞台にして、少女は運命の“契約”を迎える。
高橋弥七郎が放つ、渾身の学園ストーリー第5巻!
巻末に、絵師・いとうのいぢ先生のあとがきイラスト&ラフスケッチ集も収録!

とうとう、なった。
だが、それで終わったのではない。
これから、そうあるのだ。
私が、こうだと決めた自分として、常に、いつまでも。
フレイムヘイズ、そう、私は、フレイムヘイズ。
荒野を目指し、それを悔やむことも恥じることもない。
荒野を目指すことをこそ、己が誇りと、力とする。
そう、これが、私。
「ようこそ私に、"天壌の劫火"アラストール。私は。」
数百年の役目を終えた水盤『カイナ』の上から、最初の敵を燃え盛る灼眼で睨み据える。
「"フレイムヘイズ"――『炎髪灼眼の討ち手』」
(P.196)

存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

今回は回想ストーリー。
シャナがフレイムヘイズになる前後の話。

口絵を見たら一目瞭然。
新キャラばっかり。
だいぶ過去の話なのだから当然だけど。

しかし今までと違って敵役が悪趣味な連中ばかり。
おかげでメリヒムがより精悍な青年に見えます。

そう、メリヒムです。
ソラが一番かっこいいと思う敵役です。
"虹の翼"なんて真名、かっこよくないですか?
攻撃も古来から受け継がれてきた○○戦法。
チキンで情けないけどそれでも強いものは強い。
なのに……なぜ貴方はこの小説の中で一回も勝ってないの……?

重要キャラとしてはヴィルヘルミナ。
無愛想メイドです。
何を血迷ったか、メイドです。
ついでにシャナのコスチュームは旗袍……俗に言うチャイナ服。
これもヴィルヘルミナの個人的な思い込みのため……。
……いや、作者の趣味か。

前作では名前しか出てこなかったペルペオルが登場。
たいした役どころではないですが。

近作はかなり文章に力を入れています。
フレイムヘイズとなるための契約の時の会話のところなどなど。

そういえば巻末に付録的な感じでいとうのいぢコーナーが設立されました。
原画ラフなどいろいろ。

いままでの学園ものとは一味違う、過去のストーリー。
メロンパンは、とりあえず必須ということで。





『灼眼のシャナ (6)』  作者/高橋弥七郎  (中中)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ 6(電撃文庫 0901)

 

人との交わりを知らずに生きてきたシャナ。 彼女は、一人の少年と出会い、今までにはない不思議な感情に芽生えた。
人との交わりに自信が持てない吉田一美。 彼女は、一人の少年と出会い、心にちいさな安らぎを覚えた。
二人の想いが交錯する中、少年・坂井悠二は、何を思うのか――?
「調律師」と呼ばれるフレイムヘイズが彼らの前に現れるとき、すべてが動き出す。
奇才・高橋弥七郎が放つ学園ストーリー!

「あー、ごほん。では教授、いよいよでございますね?」
「そぉーうです、ドォーミノォー」
訊かれた白衣の"教授"は、数分前にとっていた姿勢と言葉を、もう一度。
「さぁーて、いぃーよいよ実験が始まりますよー?これほどの『歪み』は、そぉーうはありませんからねぇーえ!!」
(P.64)


存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

本作の特徴。
吉田さんパラダイス。
なんと口絵三種すべてに吉田さんが!
中身も吉田さん吉田さん吉田さん!
極め付けに巻末いとうのいぢコーナーも吉田さん!
吉田さんファンにはたまらない一冊となっております。

今回も作者(絵師かな?)の趣味が大きく出てきた作品。
シャナ&吉田さんに加え、突然の注目株オガちゃんこと緒方さんの三人。
一章……たった50ページの間に一人一人の個別カット計三枚と集合絵一枚、さらには口絵カラーで2ページ分使って彼女らのスク水絵を描いています。
そういう趣味の人にもたまらない一冊となっております。

……ちなみにソラはそんなに吉田さん属性でもないし、特にスク水が好きというわけでもありませんが。

ストーリーの方はというと、三・四巻と同じく七巻と連結した話。
日常から非日常へ移行するところまで。
しかし今回はキャストが前回よりも増えています。

幕間に出てくるお馬鹿な二人組が敵役です。
ま、馬鹿としかいいようがない馬鹿一人と一機なのですが。

新キャラ。カムシン。
特にコメントなし。

今回のマー様。
……マー様には着物似合いませんか?

"フレイムヘイズ"と"ミステス"と"紅世の徒"と"調律師"と……"吉田さん"。
引き起こされた混乱にどう向かっていくのか?
寸止めの第六巻





『灼眼のシャナ (7)』  作者/高橋弥七郎  (中中)
電撃文庫  イラスト/いとうのいぢ
writer:ソラカケ   bk1/→Amazon

オンライン書店bk1:灼眼のシャナ 7(電撃文庫 0957)

坂井悠二はすでに死んでいた――。
傷だらけの少年・カムシンから借りた方眼鏡によって、吉田一美の夢描いた未来は消え、信じていた世界は壊された。
吉田は絶望して、悠二から逃げ出した。不気味な花火が打ちあがるミサゴ祭りの喧騒の中、彼女はあてもなく走り続ける……。
不気味な花火――。それは"紅世の王"たる"教授"とその"燐子"ドミノが企てた"実験"の片鱗だった。"実験"により発生した、人を惑わす怪しい波動が御崎市を襲う。
その時。シャナは、悠二は、吉田和一美は――!
奇才・高橋弥七郎が放つ渾身の学園ストーリー第Z弾!

そのトーチは、少年の姿をしていた。
お祭りの中、至福のときを一緒に過ごした、
今日、とうとうデートに誘うことができた、
その結末に、一つの告白をしようとしていた、
好きです、と言いたかった、言おうとしていた、
坂井悠二という、少年の姿をしていた。
(P.20)


存在なき男の子と、燃える萌える紅い女の子の、戦いと青春の学園ストーリー。

表紙。
紅シャナー!
紅いです!髪や眼だけでなく着物まで!

ってゆうか口絵で初登場の教授、キャラあいすぎ。
これぞ教授って感じ。
てゆうか……これって○○クラブの……

のっけから吉田さんシャナ悠二三人とも誤解からブルーモードへ移行。
そんな時慰めてくれるのは、やはり年長者。
悠二ママ、いいトコどりです。。

なんだかんだで教授の野望を阻止しようとするフレイムヘイズ×3。
しかし教授は一筋二筋縄ではいかない、とても迷惑なやつ。
理由は……馬鹿だから。
ちょっと違う気もするけど。
マッドサイエンティストほど迷惑な敵キャラはいないでしょう。

今回のマー様。
自在法を編んでます。
でも……着物は目立つなぁ。

起こってしまった事態。
三人のフレイムヘイズと悠二の仲間たちは……。

共同戦線となった第七巻でした。