1月14日 金曜日 (千秋)
晴れて目覚めたら chill out
●最近読了した本について言えば、
『はじまりの骨の物語』 (著:五代ゆう/富士見ファンタジア文庫)
評価 上下
古本でゲットした絶版本。です。
女戦士・ゲルダを中心に描かれる壮大なるファンタジー。それは「神話」と言っても過言ではないほどの世界観とストーリーに支えられた物語です。
育て親であり恋人である魔術師アルムリックにゲルダが裏切られたところから物語は始まる。
復讐を誓ったゲルダは、<冬>討伐の遠征軍とともに北を目指す。
その遠征軍の途中で出会う人々。ゲルダは初めてアルムリック以外の人と向き合うことになる。
ゲルダの心中に渦巻く感情。それは復讐なのか、愛なのか。
そしてゲルダの葛藤とは全く別の場所で、神を巡る物語も進行してゆき、やがてはゲルダはその渦中の人物となっていく……。
この物語の軸は大きくわけて二つあります。
それは「ゲルダの葛藤」と「神の物語」です。
前者の「ゲルダの葛藤」とは、単なる愛や恋、復讐や憎悪を超えた、もっと切実な感情。そんな葛藤がこの作品では見事に描ききられているのです。
そして後者の「神の物語」は、ゲルダの心情を中心として進行しているメインの物語とは別の、バッググラウンドで繰り広げられている物語です。
なぜ世界は生まれ、滅びていくのか?
「神」とは何なのか?
人間の存在とは?
そういった問いを、ある意味では非常にストイックな神話として描ききっているのです。
(ギリシャ神話ではなく)北欧神話などに興味がある方は、今すぐ買っても損はしません。
この二つの要素が絡み合って、この『はじまりの骨の物語』は出来ています。
読了後の感想としては「ああ……」と惚けてしまうような空虚感があります。
世界のはじまりから終わりまでのすべて。それを一瞬で見てしまったような、そんな感じ。
このような読後感に出会えることは非常に稀なことです。
そしてこの作品はその稀である読後感を与えてくれる、数少ない作品なのです。
無理してでも手に入れる価値がある作品だと思います。
ネットなどで古本検索して手に入れてみてはいかがですか?
きっと損はしませんよ。
●最近購入した本と言えば、
『ミナミノミナミノ』 (著:秋山瑞人/電撃文庫)
買いはしましたが、まだ読んでません。シリーズ物らしいので、貯めて一気に読もうかな……。
●それ以外のことについて言えば、
《アップルさすがです》
12日付けで発表になった。そして。(Apple)
驚愕です。さすがアップル。信じられないものを作ってきました。
は筐体は約165×165×50.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.32kgという脅威のサイズを誇るPC。価格も58,590円からという信じられない値段。
もちらんキーボードとマウス、そしてモニターがなければ意味がありませんが、今回のこの製品は Windows から Mac へスイッチすることを考えているユーザーに向けてということなので、今まで使ってたマウスなどをそのまま使えることを考えると、この製品のコンセプトは見事にマッチしていると思います。
そしてさらに驚いたのは。
アップルとしては初めての。
しかも512MBモデルで10,980円とこれまたの破格のプライス。ただし液晶ディスプレイは搭載されてません。
しかしここで多くの人は疑問に思うはずです。
「ディスプレイがないのに、曲の管理なんて出来るの?」
アップルはこの疑問に、驚くべき解答を用意してきました。
それは製品名からもわかる通り、曲をすべてシャッフルしてしまうのです。つまりは曲の管理を放棄してしまうと。
次に再生される曲が何かわからない。予想外を楽しむ。これがのコンセプトなのです。
個人的には「やりすぎかな〜」とは思うのですが、自分たちの信念を突き進んでいくところが非常にアップルらしいと言えばアップルらしいです。
のようなヒットを生み出すのか?
とりあえず静観です。見てる分には損はないですしね(オイ。
なんかアップルの売り込みみたいな文章だな……(汗。
ちなみに千秋は Mac ユーザーです。
《DクラSSについて》
そういえばDクラSSの『TIME TO GO』という題名について。
直訳すると「行くべき時」と言った感じでしょうか。
この題名は の曲から取らせていただきました。別にその曲自体、特別好きじゃないんだけどね(オイ。
ただ一番最初のパート(SU)のリリックが非常に印象に残っていて。
なんだかこのSSにあうんじゃないいかな〜と思ってつけました。
え〜とまぁ……そんだけです。
さてさて。過去には振り返らず、次の場所に行きましょうか。
でも構成すら出来てませんが……。
サイトの改装も考えなきゃ……。
勉強もしなきゃ……。
……ダメじゃん。
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